メールマーケティングでコンバージョンを高めるための10個のポイント

現代でもメールマーケティングは有効です。メールマーケティングがターゲットオーディエンス（想定している客層）に働きかける効果は、ソーシャルメディアマーケティングの40倍もあると言われています。また、年間のメール送受信数は2017年から毎年増加しており、2022年には毎日3000億通を超えるメールが送信されたと見られています。オンラインショップの人気が高まり続ける中、メールは、顧客の獲得とコンバージョン（購入、登録、契約、アプリのダウンロードなどの成果）に関して、大いに役立ってくれることでしょう。

ただ、すべてのメールマーケティングが効果を発揮してくれるわけではありません。メールマーケティングにいくら労力をかけても、顧客があなたの望む行動をしてくれなければ無駄になります。そのためマーケティング担当者は、適切な戦略のもとでメールマーケティングをする必要があるのです。では、DTCのeコマースブランドの場合は、どうすればコンバージョンを高めることができるのでしょうか？

今回はメールマーケティングにおいて、コンバージョン率をアップさせるためのポイントを紹介します。

顧客のセグメンテーション（絞り込み・区分け）

どれほど素晴らしい内容のメールでも、送る相手を間違えれば効果は出ません。そのためセグメンテーション（顧客を同じ性質・ニーズを持ったグループに区分けすること）が非常に重要です。サイトユーザーの行動や属性、購入履歴などをもとに、メールリストをセグメントすれば、顧客にとって「より良いメールが送られてくる」ことになりますから、コンバージョンが素早く向上します。実際、メールキャンペーンをセグメント化することで、最大760%の収益増が見込めます。

効果的な言葉を使う

コンバージョンを促進するような言葉を使うことで、メールの効果がアップします。例えば、「ぜひご購読ください！」「こちらのリンクをクリックするとご登録いただけます！」など、読者の興味を引くようなコールトゥアクション（具体的な行動に誘導すること）を盛り込むようにしましょう。

また、セールスメールの長さは300～500字くらいが適切とされています。長くなりすぎると読まれにくくなるため気を付けてください。

AIによって送信時間を最適化する

AIを活用すれば「メールの購読者が、メールを開封する可能性の高いタイミング」を正確に把握することができます（人力で分析する必要はありません）。これによってメールの開封率やコンバージョンの急上昇を目指しましょう。

メールリストを定期的にチェックする

特に「登録者に何らかの特典を用意する」「広告を出す」などの方法でメールリストを増やしたことがある場合は、定期的にメールリストをチェックして、ふるいにかけることが大事です。メールリストを絞り込むことで、コンバージョン率が向上します。

登録特典や広告によって潜在顧客を獲得しやすくなるのは確かですが、「メール自体には興味がない人」も引き寄せてしまいます。「とにかくたくさんの人にメールを送る」のではなく、「関心を持ってくれる人にメールを送る」ことを考えましょう。

メールのA/Bテスト（比較テスト）

ソーシャルメディア広告、ランディングページ、メールキャンペーンなど、何のテストする場合でも、A/Bテストが非常に有効です。実際、常にメールのA/Bテストを行っているブランドの投資利益率は4800％（投資額の48倍のリターンがある）であると言われています。

ですからメールマーケティング全般のブラッシュアップのために、一定以上の時間と労力を費やすべきなのです。

カート放棄メールの送信

カート放棄メール（カート内に商品を入れたまま離脱したユーザーに対して、買い忘れがあることを知らせるメール）は、eコマースのあらゆるセールスメールの中で、コンバージョン率をアップさせる効果が最も高いと言われています。また、カートに入れていない場合は、「あなたがチェックした商品を割引で購入できますよ」などの内容のメールを送ることも検討しましょう。

パーソナライズする

80%の人が、オンラインショップなどに対して「パーソナライズされたサービス（個々人に対して最適化されたサービス）」を求めています。これはメールマーケティングにおいても同様です。

パーソナライズされた顧客とのやり取りに力を入れている企業は、売上を1～2%アップさせつつ、「顧客からの信頼度」も高めることができると言われています。

メールのパーソナライズは、高度なものでなくても効果的です。例えば、お客様の名前を入れたり、お客様が最近購入した商品について触れたりするなどの、簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか。

スマートフォン向けに最適化する

日本人は、1日平均で2～3時間スマートフォンを使っていると言われています。また、全メールの半数以上はスマートフォンで開封されていると見られています。そのためスマートフォン向けにメールを最適化することが必須です。これをするだけで、コンバージョン率がアップしやすくなります。

具体的には「件名を短くする」「簡潔な文章にする」など、「短く分かりやすくまとめつつ、行動喚起をすること」が重要です。スマートフォンで長文を読むのは辛いからです。

また、すべてのデバイスで自動的に画像が表示されるわけではありません。ですからボディコピー（商品やサービスを紹介する文章）に力を入れることも大事です。

ドリップキャンペーンを行う

メールドリップキャンペーンとは、「前もって用意したいくつかのメールを、一定期間にわたって順次配信していく手法」のことです。適切なタイミングで、定期的にメールを送ることにより、読者との信頼関係を構築することができます。

自動配信のドリップキャンペーンの場合は、購読者がサイト内で特定のアクションを起こした直後に配信することで、コンバージョンなどに繋げやすくなります。

ブランドイメージの維持、アクセス者の教育、アクセス者の関心を高める、プロモーションなど、さまざまな目的のために活用できます。

魅力的な件名にする

メール購読者の64%が件名でメールを開くかどうかを判断しています。そのため一般的でつまらない件名ではメールを読んでくれない可能性が高いです。

そして件名を25～30文字に収めることも大事です。件名が長いと読んでもらえません。 最も重要な言葉を、件名の最初に置き、「企業や商品・サービスが提供する価値」を強調することを心がけましょう。

Air360でコンバージョン率を上げる

コンバージョン率を上げるためには、Air360がおすすめです。Air360のUX（ユーザーエクスペリエンス）分析によって、リアルタイムのデータを取得して、ユーザーの購買意欲に関する核心を把握し、顧客維持率を向上させ、コンバージョン率をアップさせることができます。

「勘」や「当てずっぽう」でマーケティングをするのはもうやめましょう。Air360を使い、より速く・より正確に、より賢く意思決定をしつつ、サイトの訪問者について正確に理解しましょう!